「病気」もあなたの「かけがえのない人生」の一部です。

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klimkin / Pixabay

今回は、目の健康だけでなく「全体的な健康に対する考え方」について、紹介・提案したいと思います。

この考え方を知り、実践することで、「長生きすればするほど付き合うことが増えてくる様々な病気と上手に付き合う方法」が理解ができて、悔いのない毎日を送ることができるようになることを願っています。

健康に関する「2つの健康観」とは?

私たちは何かの病気になったら病院に行きますよね?

でも、年齢を重ねるごとに、病気を完治させることは難しくなり、うまく付き合っていくことが求められるようになります。

根拠に基づく医療(Evidenced Based Medical)と物語に基づく医療(Narrative Based Medical)とは?

医療の世界では、根拠に基づく医療をEBM(Evidenced Based Medical)といい、これにより治療の評価がなされています。

それに加えて近年、それに補完すべきはNBM(Narrative Based Medical)であるといわれています。

NBMは、「物語」に注視する医療であり、患者との対話を通じ、患者の病の背景を理解し、抱えている問題に対して、全人格的にアプローチを試みようとするものです。

「病気を診る」から「患者を診る」

「病気を診る」から「患者を診る」、そして、病気から健康に至るプロセスを重視する医療になりつつあり、今後はホリスティック(全体的)な健康観が必要とされると考えられています。

ホリスティック(全体的)な健康観の中心的な考え方は、心身が統合された、より高位の健康を目指し、病苦や傷害等を否定的に考えず、「健やかに病む」「弱さの中の強さ」など、可能な限りの自己実現を目指すとしていることです。

昔から、「病は気から」という言葉があるように、研究データや積み重ねられた臨床例など科学的な根拠に基づく医療(EBM)だけに全面的に頼るのではなく、あくまでも「病」は自分の人生の中の一部として捉え、医師に全てを委ねるのではなく、患者自身が主体的に病に向き合おうとする姿勢こそが、病気の治癒・改善には不可欠なのです。

また、ホリスティック(全体的)は健康観は、自然治癒力を重視し、自然治癒力が最大限に働くことで健康が導かれると考えられています。

それは具体的にどういうことかというと、自分自身だけでなく、周囲の健全な環境や人間的つながりによって健康が強固になると考えている点です。

例えば、同じ知識と経験、スキルを持つお医者さんでも、仏頂面であなたに何の関心も示してくれないお医者さんと、いつもニコニコしていて、あなたを勇気づけてくれるお医者さんでは、どちらが治療には良いかは考えてみれば、すぐに想像することができますよね?

もちろん、お医者さんがあなた勇気づけてくれることは、とても有難いことですが、知識と経験、スキルが全然伴っていなければ、話にならないことは言うまでもありませんので確かな知識、経験、そしてスキルを持っているお医者さんを選び、見極めることは患者自身の責任になります。

まとめ

私たちは病気にかかると、その病気を治してくれるお医者さん、薬、サプリメントなどの健康食品などに頼り、様々な方法を試しては失望し、それを繰り返してしまいがちです。

でも、NBM(Narrative Based Medical)に基づく健康観という考え方を持つことで、あなたが常に、あなたが主導権を持つことができるようになります。

病気はあなたの人生の一部の出来事です。そして、その病気との向き合い方は、あなた自身が決めることができるのであり本来、病気を治すことの主体はいつだって、患者自身にあるのです。

だからこそ、何かの病気になってしまったり、何かの症状に気づいたら、まずは自らの行動で正しい知識・情報を集めることが重要です。

どんな状況になっても、人生の主人公はあなた自身です。

自らの手で正しい情報を集め、自らの責任で判断・決断し、病気とうまく付き合って、悔いのない人生、人生の中の自己実現を目指していきましょう。

追伸

例えば、世の中に溢れる膨大な「食」に関する情報を整理するための「4つの視点」を持つためには、下記の記事を参考にしてください。