最近気になるドライアイ・・・この痛みとショボショボ感、どうにかならないの?
「最近、目が疲れる・・・」
「ショボショボ、ボンヤリ、物がかすんで見える・・・」
もし、あなたがこんな自覚症状を持っているのなら、あなたの目はドライアイになってしまっている可能性があります。
あなたは日常的に、スマホを使っていますか?
1日、どれくらいの時間、テレビを見ますか?
スマホを持っていると、携帯電話としてだけでなく、Yahoo!やGoogleなどのインターネットにつないで色々なことが調べられたり、LINEを使って家族や友人とすぐにコミュニケーションできるので、一度持ってしまったらなかなか手放せませんよね?
また、テレビは何となくつけっぱなしにしておくと、際限なく見てしまいますよね?
それから、もし、あなたがパソコンを多く使うような仕事をしているのであれば、パソコンの画面を見ている時間がはどうしても長くなってしまいます。
そんな生活を続けていると次第に、こんな症状を自覚するようになってきます。
- やけに目が乾く、、、
- ショボショボ、ボンヤリ、物がかすんで見えるようになる、、、
- すぐに目が疲れる、パソコンやスマホを長時間見てられない、、、
- 目の中にゴミが入ったかのように、ゴロゴロして不快だ、、、
- なぜか目が痛い、、、
- 目やにがたくさん出る、、、
- 目がかゆい、、、
- 目に入る光がやけにまぶしく感じる、、、
あなたもこの中のいくつかの不快感は、経験したことがあるのではないでしょうか?
ドライアイって、知っていますか?
このような症状のうち、目安として5つ以上当てはまる場合は、ドライアイである可能性が高くなります。
情報源:http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/dryeye/
ドライアイとは何か?
私たちは気軽に、ドライアイという言葉を使っていますが、ドライアイはれっきとした目の病気です。もう少し具体的に言えば、ドライアイとは涙の病気なのです。
ドライアイとは、目を守る役割である涙の量が不足したり、分泌される涙のバランスが崩れることにより、目に涙が均等に行き渡らなくなってしまう病気のことをいいます。
ドライアイの人って、どれくらいいるの?
では、ドライアイになっている人は、日本にどれくらいいるのでしょうか?
日本眼科学会によると現在、日本では約800〜2,200万人のドライアイの患者がいるとされていて、まさに日本国民の6人に1人はドライアイになってしまっていると言えます。
また、オフィスワーカーの3人に1人は、ドライアイになっているという報告もあり、スマホとパソコンが普及した現代において、ドライアイは私たちにとって、とても身近なものになりつつあります。
ドライアイになると、どうなってしまうの?
ドライアイの怖いところは、たくさんの患者さんがいるので、自分は大したことがないと考えてしまい、病気として認識されにくい点にあります。
しかし、ドライアイが進行してしまうと視力が低下してしまったり、角膜上皮剥離(角膜が乾燥して剥がれてしまう病気)を発症してしまう恐れがあるため、十分な注意が必要です。
情報源:http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_dryeye.jsp
ドライアイになりやすい人の特徴とは?
では、ドライアイになりやすい人の特徴には、どんなことがあるのでしょうか?
それは、私たちの日頃の生活習慣と密接に関係しています。
【特徴1】加齢
「視力=黄斑部(おうはんぶ)の働き」を守るとされている大切な栄養素であるルテインは、40歳を過ぎると自分の体内で作れなくなり、ブロッコリーやホウレン草などの緑黄色野菜やサプリンメントなどを食べて、意識的に補う必要があります。
でも、多くの人は、このような知識を持っていないため、ルテインを意識的に摂取することをしないため、このルテイン不足が多くの目の不調につながってしまうのです。
また、私たち人間の体は年齢を重ねるごとに、涙を作るための涙腺の分泌機能が低下し、分泌する涙の量が減っていってしまうのです。
そもそも、涙って何のためにあるの?
では、そもそも、涙は何のためにあるのでしょうか?
多くの人は、
- 目にゴミが入った時に出るもの
- コンタクトレンズが合わない時に出るもの
- 悲しい映画を見たとき
- 悲しい体験をしたとき
そんな時に出るもの。それ以上のことを考えたことはないと思います。
でも、実は涙には、目を守るという大切な働きがあるのです。
具体的に、涙はこのような働きによって、あなたの大切な目を守ってくれているのです。
- 乾燥防止(目を乾燥から守ってくれます)
- 殺菌(目に入った最近を殺してくれます)
- 洗浄(目を綺麗な状態に保ってくれます)
- 栄養補給(目が栄養を補給してくれます)
【特徴2】コンタクトレンズの着用
コンタクトレンズを使用している人は、コンタクトレンズを使用していない人に比べて、目が乾燥しやすい状態にあります。そして、目も傷つきやすい状態になっています。
また、コンタクトレンズは着用時間が定められていますが、私たちはついつい、その着用時間を超えて、コンタクトレンズを使用してしまいがちです。
それから、酷い場合には「夜遅くまで仕事をしていて、疲れていたのでコンタクトレンズを着用したまま眠ってしまって、目が覚めた時には目がパサパサに乾いていた」ということも日常的に、経験している人は多いのではないでしょうか?
それから、よくコンタクトレンズの宣伝で「このコンタクトレンズは酸素透過率が70%と高いので、つけっぱなしでも大丈夫。目に優しい材料です」といったメッセージを目にします。
でも、このメッセージをそのまま鵜呑みにしてはいけません。
なぜなら、この酸素透過生とは、コンタクトレンズの工場出荷時点での値に過ぎないからです。
実際はコンタクトレンズを装着していると、コンタクトレンズにたんぱく質や脂やカルシウムや汚れなどが付着して、酸素透過生もどんどん低くなっていってしまうのです。
そうすると酸素が十分に黒目の角膜に行き渡らなくなってしまい、角膜の表面の上皮という皮膚のような皮が傷み、表面の細胞が死んでしまうのです。
そうすると目に細かい傷ができて、目がごろごろしたり、赤くなってしまうのです。
ですので、メーカーの宣伝文句を鵜呑みにして、コンタクトレンズを1日中付けっぱなしにするなんて、もっての他なんです。
コンタクトレンズを装着するときは、長くても8時間以内にするように注意してください。そして、常にメガネも携帯して、目に痛みや違和感がある時はすぐにコンタクトレンズを外して、メガネをかけるようにしましょう。
「目に優しいコンタクトレンズはない」と心得て、常にメガネを携帯するようにしましょう。
【特徴3】パソコンを長時間使う
IT企業などにお勤めの方の場合、または事務職の場合は、パソコンを使う時間がどうしても長くなるため、目が疲れやすくなります。
適度に休憩を取る、ブルーライト防止用メガネをかけるなどして、常に目を休めることを意識して仕事をするように意識していきましょう。
【特徴4】スマホを長時間使う
最近はFacebook、Twitter、LINEなどスマホ一台を持っていれば、常に他人とつながることができるため、常にスマホ画面を見ている人も目が疲れやすくなっています。
また、寝る前にスマホを見る人が多いと思いますが、寝そべった体勢でスマホの画面を見ることは目に大きな負担をかけてしまうので、避けるようにしましょう。
ドライアイの治療方法とは?
これまで見てきたようにドライアイは様々な生活習慣、要因により涙の分泌量と質が不安定になる病気です。そして、症状や原因は様々です。
ですので、診断は自分自身の判断ではなく、必ず専門知識を持つ眼科医の先生に診断・治療をしてもらうようにしましょう。