白内障(はくないしょう)の基礎知識

白内障を放置してしまうと、白内障よりも重い緑内障になる恐れがあります。また、白内障は薬では治せません。すぐに手術をする必要があります。手術する眼科医師の技量によって、白内障手術の結果はまったく違うものになってしまうので、実績があり信頼出来る場所で手術をしましょう。

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今回は、白内障(はくないしょう)について、解説していきます。

正しい知識・情報を元にして、信頼できる眼科医のアドバイスの元、治療していきましょう。

白内障(はくないしょう)とは何か?

公益財団法人 日本医療機能評価機構のホームページより

白内障とは、さまざまな原因で水晶体が濁る病気です。

正常な水晶体は通常、無色透明で透き通っている状態なのですが、白内障になってしまうと、この水晶体が全体的に白く濁ってしまうのです。

白内障(はくないしょう)の症状は?

白内障になってしまうと、視界が白くぼやけて見える状態になってしまいます。

例えば、こんなふうな視界になってしまいます。

↓↓↓

「白い光をまぶしく感じるな・・・」

と感じたら要注意です。

日本を代表する眼科医として有名な深作秀春先生は、

  • 70代以降の年齢で白内障が見つかったら出来るだけ早く手術した方がいい。
  • そうすれば、白内障手術の後に裸眼で遠くも近くも見えるようになる。

と言っています(情報源:『名医のTHE太鼓判 2018年1月22日放送』

白内障(はくないしょう)の原因は?

白内障は加齢とともに、誰にでも起こり得る病気で、70代で9割の人が発症すると言われています。

また、白内障は生活習慣とも深い関わりがある病気です。

例えば、下記の喫煙習慣は、目に大きなダメージを与えてしまいます。

喫煙習慣

タバコを常習的に吸う。つまり、喫煙習慣も白内障の原因の一つになります。

タバコのニコチンが血管を収縮させ目に影響を与えます。また、タバコの煙自体が目の表面に入ってきてしまいます。

つまり、喫煙習慣は目の外側と内側から目を悪くする生活習慣なのです。

白内障(はくないしょう)の治療方法とは?

いったん、白内障にかかってしまったら、現実的には手術以外の治療方法はないとされています。

つまり、現在の医学では、白内障は薬で治すことができないのです[情報源:やってはいけない目の治療 スーパードクターが教える“ほんとうは怖い”目のはなし (角川書店単行本)]

なぜ、白内障(はくないしょう)の手術は早くしなければいけないのか?

日本を代表する眼科医として有名な深作秀春先生は著書、やってはいけない目の治療 スーパードクターが教える“ほんとうは怖い”目のはなし (角川書店単行本)の中で、白内障手術を遅くする弊害をこのように説明しています。

水晶体は生涯にわたって大きくなります。成長するのです。これによって、眼の中の水の流れ出る隅角が狭くなっていきます。つまり、水の流出に抵抗が増えるのです。これが緑内障の始まりとなります。  

また、「ふけ」のようなタンパクによる偽落屑(らくせつ)症候群となり、緑内障を起こすだけでなく、白内障手術が難しくなる場合があります。緑内障を合併した白内障はより深刻です。難しいといっても、白内障は時間がたっても手術が可能ですが、緑内障でダメージを受けた後の視神経は再生しないのです。緑内障は手術をしても手遅れになる場合が多いのです。特に緑内障好発世代の高齢者や前房が浅い遠視眼では、白内障を早く見つけて手術することが重要です。

そして、白内障はあるが、担当の医師からは「手術はまだ早い」と言われているということに対して、こんな意見を述べています。

それは、近代的な白内障手術の結果を知らない医師の言い方でもあります。

最新の方法であれば、視力が1・2以上出るのは当たり前です。しかし、研修病院では、手術手技の問題と眼内レンズの精度の問題で、視力が0・5ぐらいしか出ないこともざらなのです。  

となると、下手をしたら手術前より視力が悪くなるかもしれません。このような経験や知識しかないので、まだ早いと言うのでしょう。同じ土俵で話しているのではないのです。患者さんはそこを十分に理解して判断すべきです。

白内障(はくないしょう)の手術はどこで受ければいいのか?

白内障の手術の特徴は、手術を行う医師の技量によって、その結果が大きく分かれてきてしまうものです。

やってはいけない目の治療 スーパードクターが教える“ほんとうは怖い”目のはなし (角川書店単行本)]の中で、著者の深作秀春医師は、このように言っています。

ちょっと長い文章ですが、この記事をご覧いただいているあなたにとって、とても重要な知識・情報だと思いますので、そのまま引用させていただきます。

白内障は手術の基本です。

しかし、これは簡単だという意味ではありません。  

むしろ、施設によって白内障の手術結果はまったく違うのです。単焦点レンズでもまったく違うのですが、特に多焦点レンズを使用した手術では、手術の腕により結果はまったく異なります。

多焦点レンズはプリズムを使ったレンズで、光を二つに分けるために一つの焦点には半分以下の光しか行きません。 網膜の感度はそれほどよくないので、白内障手術を 完璧 に行い、必要に応じて網膜硝子体手術をしてにごりを減らしたり、乱視矯正手術を併用することで、裸眼で1・2以上の視力が出ます。

それなりに知られた某病院などで多焦点レンズを移植されたのに、視力が0・2程度しか出ないためにがっかりして、当院を頼ってくる方が多くいます。

視力の出ない理由はいくつもあります。白内障が後囊に薄く残っていることがまず多いのです。カプセルを完全にクリーニングすることが大切ですが、これは難しく上級者のテクニックです。

また窓を作るCCC法のずれなどで眼内レンズの軸がずれているケースもよく見ます。

硝子体線維のにごりが多いのに、その重要性がわからない術者も多くいます。

これらの後始末は正直やりたくないのですが、多くの患者さんが泣きそうな顔をして当院に駆け込んできます。私は気の毒になって、それらを手術で治しています。  

患者さんは初めから、多焦点レンズ移植を数千例以上経験していて、常によい結果を出している、本当の上級の術者を選ぶことが肝要です。

まとめ

白内障に関する基本的な知識は下記になります。

  • 白内障になってしまったら、薬では治せない
  • 白内障を放置してしまうと、白内障よりも重い緑内障になる恐れがあるため、早めの手術が必要
  • 手術する眼科医師の技量によって、白内障手術の結果はまったく違うものになってしまう

「ひとみプラス」では、下記の実績がある深作眼科での診察をおすすめしています。

深作眼科の深作秀春(ふかさく ひではる)先生の経歴

神奈川県生まれ。航空大学校を経て、滋賀医科大学卒。横浜市立大学附属病院、昭和大学藤が丘病院等を経て、1988年に深作眼科を開院。アメリカでも研鑽を積み、米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)にて常任理事、学術賞審査委員、学会誌編集委員など歴任。深作眼科は週刊朝日MOOK等の「眼の手術ランキング」で全国1位に選ばれるなど、日本最大級の眼科として知られる。現役のスーパードクターとして、白内障、緑内障、網膜剝離など総計 15 万件もの手術を経験。多くの最新手術法を開発し、世界に向けて発表している。ASCRS最高賞をこれまで 20 回受賞。

[情報源:やってはいけない目の治療 スーパードクターが教える“ほんとうは怖い”目のはなし (角川書店単行本)]