なぜ、格安コンタクトレンズ店がたくさんあるの?安全性は本当に大丈夫?

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あなたは日頃、コンタクトレンズを着用していますか?

それともメガネ派でしょうか?

もし、あなたがコンタクトレンズを日常的に着用しているようでしたら、これからお話することは、あなたにとって、とても大切な知識になるでしょう。

なぜなら、コンタクトレンズはあなたにとって最も重要な「眼」に直接装着するものであり、身近な存在であるコンタクトレンズを安全に、そして、安心して使うための知識だからです。

多くの人は、日常的に使うコンタクトレンズに対して全く知識がないか、知識があったとしても間違った知識を持っています。そのような状況を放置してしまえば、白内障や緑内障などの失明につながりかねない眼病のリスクを増やしかねません。

あなたは毎日、なんの疑問も持たず、普通に装着している間違ったコンタクトレンズの装着によって、毎秒、毎分、毎時間、そして毎日、眼病のリスクを自然に高めてしまっているとと知ったら、どうしますか?

コンタクトレンズはできるだけ安いショップで買った方が得をする?

ひと昔前に比べて、コンタクトレンズは私たちにとって、とても身近なものになりました。

主要な都市の駅ビルには大抵、コンタクトレンズを扱うクリニックがテナントとして入っているので、私たちにとっては、それが見慣れた風景になっています。

では、昔はどうだったのか?

昔は、コンタクトレンズを買うとなると、しっかりと眼科のお医者さんに診察してもらってから、おっかなびっくり、恐る恐るコンタクトレンズを装着して、視界がパッと開けて、クリアになったことに感動を覚えたものです(あなたも、そんな体験をしたことがあるのではないでしょうか?)

テレビでは、たくさんのコンタクトレンズを製造するメーカーのCMが流されています。また、私たちが日常的に使うスマホやパソコンにつながったインターネットの世界ではコンタクトレンズのネットショップがバンバン値引きをしています。

価格.com
情報源:価格.com

そして、街を歩けば、コンタクトレンズの値引き・割引の看板を頻繁に目にするようになりました。

その上、今では、カラー・コンタクトレンズなどファッションでコンタクトレンズを装着することも普通になって、コンタクトレンズは私たちにって、さらに手軽で身近なものになりました。

格安のコンタクトレンズが身近になった理由とは?

では、なぜ、昔は割と敷居が高かったコンタクトレンズの購入がこんなに手軽にできるようになったのでしょうか?

コンタクトレンズは、私たちにとって最も大切な臓器である目に直接的に装着するものですので当然、安全である必要があります。

そこで、日本の法律では、医薬品医療機器等法という法律で、コンタクトレンズは「資格を持った医師が扱うべき高度管理医療機器」と規定されています。

つまり、どんなに身近で手軽に購入しやすくなったとしても、コンタクトレンズは専門知識と資格を持つ眼科医師によって、しっかりと安全性を確かめた上で提供されるべき医療機器なのです。

でも、実際は、コンタクトレンズは、私たちの身近にあるメガネ店やコンタクトレンズ店、インターネット上のコンタクトレンズ通販店で売られていますよね?

一体、なぜなのでしょうか?

そのカラクリ、そうなった経緯を簡単に説明すると、こんなことがあったのです。

これまで見てきたように、コンタクトレンズは「資格を持った医師が扱うべき高度管理医療機器」とされているので、開業医の医師たちが、「民間のコンタクトレンズ店が気軽に売っていいものではない!」と怒って、「診療所での診察を義務付けて、専門資格を持つ医師の許可がないとコンタクトレンズを売らせないようにしろ!」と厚生労働省に訴え出たのです。

しかし、これが医師たちの思惑とは違った結末をもたらしてしまいました。

民間のコンタクトレンズ店が、次々と診療所を併設した店を出し始めたのです。

あなたも経験したことがあると思いますが、コンタクトレンズ店を訪れるとまずは、併設の診療所に案内されて、その診療所で眼科検診をした後に再び、コンタクトレンズ店に戻されます。

そして、そこでコンタクトレンズ店の店員さんから機能や価格、各コンタクトレンズメーカーの違いなど、コンタクトレンズの購入の判断に必要な説明を受けてから、コンタクトレンズを買いますよね?

つまり、このようにすれば、民間のコンタクトレンズ店は法律を破らずに、合法的にビジネスをすることができるわけです。

実はコンタクトレンズ販売は、とても利益率が高いビジネス

ちなみに、あなたはコンタクトレンズの販売はとても利益率の高いビジネスであるということを知っていましたか?

率直に言って、コンタクトレンズを製造・販売するビジネスは儲かるんです。

なぜなら、コンタクトレンズの材料費は数十円単位と凄く安いからです。簡単に言うと、それを数千円単位で売っているのが、コンタクトレンズの製造・販売ビジネスの利益構造です。

例えば、仮に、原価数十円のコンタクトレンズを1万円で売り出し、「出精値引きで今なら半額!」と打ち出したとしても、5千円弱の利益が出るのです。

しかも、その売り文句でお客さんを獲得することができれば、併設の診療所を通じて、診察代金も取ることができるのです。その上、コンタクトレンズは消耗品なので、お客さんは繰り返し、そのお店でコンタクトレンズを買い続ける可能性が高くなります。

だから、多くのコンタクトレンズ店は、医師免許を持つ医師を雇って、診療所とコンタクトレンズ店を併設することによって、ビジネスを展開しているのです。

もしかしたらあなたは、店頭やインターネットでコンタクトレンズが5割引き、6割引きされているのを見て「本当に大丈夫?」と思っているかもしれませんが、全然大丈夫なのです。

むしろ、コンタクトレンズの製造・販売のビジネスは、報酬が高額な医師を雇うぐらいの余裕があるほど、高い粗利が取れるビジネスと言えるのです。

格安コンタクトレンズ店で買ったコンタクトレンズの安全性は大丈夫?

では、格安コンタクトレンズ店で買ったコンタクトレンズの安全性は本当に大丈夫なのでしょうか?

すぐに買えること、そして、格安でコンタクトレンズが買えることは私たちにとってはうれしいことですが、安全性が心配になってしまいますよね?

結論から言うと、コンタクトレンズ自体の安全性については厳しくチェックされているので、そんなに心配しなくてもいいと思いますが、コンタクトレンズが自分の目の体質に合うか、もしくは、自分のライフスタイルに合うかどうかの安全性については、自分自身の責任でしっかりと確認していく必要があります。

つまり、コンタクトレンズ店に併設された診療所での医師の診察は、参考程度として考えておくのがいいでしょう。

なぜなら、コンタクトレンズ店に雇われて働いている医師の診察は極めて形式的で、単にコンタクトレンズのフィッティングを見ているだけの可能性が高いからです。

もちろん、真剣に診察している医師もいると思いますが、そのようなスタンスで診察をしている医師がいる確率は低いことが現状です。

また、コンタクトレンズ店に雇われている医師は、アルバイトとして働いていたり、まだまだ眼科の医師としての知識・スキルが未熟なケースが多いことも決して、少なくありません。

同じ眼科医の診療でもなぜ、違いが出てしまうのか?

なぜ、このようなことになってしまうかというと目的が違うからです。

想像してみてください。

もし、あなたがコンタクトレンズを買うと思って医師の診察を受ける時、その眼科医師の診察はコンタクトレンズを装着するためには必ず受けなければならないので、義務的に診察を受けています。また、あなたの目を診察する医師の立場からしても、目的はあなたの目の安全性を確認した上でコンタクトレンズを販売することにあるので、どうしても診察は甘くなったり形式的になりがちです。

また、コンタクトレンズを販売するための診療所は眼科の検査を十分にするだけの機械が揃っていないことも少なくありません。

一方で、もし、あなたが目が腫れて痛くなってしまい眼科を訪れる時、その眼科医師の診察の目的は、目の治療を一刻も早くすることなので、あなたも医師も真剣になります

つまり、事の良し悪しは置いておいて、眼科医師による診察の目的が「コンタクトレンズを安全に装着するための診察」か「目の治療をするための診察」というように全然違うので、その対応も全く異なってきてしまうのです。

また、優秀な眼科医であればあるほど、コンタクトレンズ店に併設された診療所ではなく、緑内障や白内障、網膜剥離などの難しい眼病を治すために、たくさんの臨床経験を積むことができる最先端医療が行われている病院に勤めたいと思うでしょう。

でも普通、そんなことは患者さんには分かりませんので、コンタクトレンズ店に併設された診療所で通常の診察を受けて、緑内障などが手遅れになってしまったりするケースも多発しています。

眼科外科医は世界的に見れば、医師の頂点にあるほど習得が難しい科と言われています。そして、医師によって大きく技量が分かれる分野とも言われています。

また、診療所によって、備えられた医療機器にも大きな差があると言われています。

まとめ

したがって、しっかりとした眼科検診を受けるのであれば、コンタクトレンズを買うついでに、コンタクトレンズ店に併設された診療所で検診を受けて良しとするのではなく、しっかりとした知識と経験がある眼科医がいる専門病院に行くようにしましょう。

あなたの眼はむき出しの臓器であり、たった二つしかない、しかも脳の一部でもある大切な臓器なのです。

ですので、あなたの大切な眼の診察は、あなたが信頼できる医師に診てもらうようにしましょう。